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歯科健診
2025-01-24
今日は歯科健診の日でした.みんなそれぞれ緊張していましたが,私たちが警戒したほどでもなく大泣きで崩れた子はわずかでした.慣れたというか見通しがついたのでしょう.やはり経験は大切です.健診の結果,虫歯ありの子は一人のみでした.そしてかかりつけの無い子は20%以下で,これは他に比べると高い数字です.かかりつけはもっ方がよく,虫歯になって歯科に行くのは古い考えで,虫歯にならないように歯医者に行くという時代です.歯医者は痛い思いをするところでなく口の中をきれいにするところです.口の健康を作りに行くところです.そしてその経験をすることは本人にとって自信になり,泣かずに健診を受けるのは勝者の気分でもあります.ぜひかかりつけを持ってください.ただ,発達のことを理解しない歯科医師だと,脅かされたり押さえつけられたりするので逆効果です.発達の事情をよく理解し,こどものペースに合わせてくれるところがいいですね.そうなると小児歯科専門ですが,歯科医のだれもが発達障害を理解しているわけではありません.その専門医は福岡市の中に5人ほどです.ですから上手にかかりつけを選んでください.
さて,この季節になると毎年4月からのjoyひこばえの利用をどうしようかと悩む保護者の方もおられます.この一年で言葉などたくさんの発達が見られるともうjoyひこばえでなくてもいいのではないかと思うこともあります.まして,小学校の就学を考えると地域の幼稚園や保育園の方がいいのかもしれないと思ってしまいます.そのうえ近所の人や親せきの保育士などに普通で行けるよなどと言われるとほんとうに迷います.そして父親は子どもの発達を中途半端にしか理解していないことが多く,「もう幼稚園に入れると普通に行けるんじゃない」と根拠のない思いだけで言ってしまいがちです.joyひこばえは子どものことはしっかり見ています.本当に地域の保育園や幼稚園が子どもにとって良ければそのような考えを保護者に伝えます.これまでもそうしてきました.あくまで子ども本人にシとってという視点で,保護者にとってではありません.保護者の想いはしっかりと受け止めつつ,でも,一番は本人にとってという判断です.私たちは発達の専門家です.joyひこばえの子ども一人一人の発達の様子をしっかりと共有し,理解しています.つまり,保護者の目でなく専門的立場の目で判断します.それも今の姿だけでなく,近い将来どういうことが問題となるかもしっかり見ています.ですから無責任に地域の幼稚園,幼稚園に行ったらいいよとは言えません.そのような場合は慎重に保護者と話し合い,何が子どもにとっての最善の利益かをお話しします.一見何とかなりそうな子どもの姿がとても危険で,幼稚園や保育園の保育士は発達のことはなかなか理解できていませんから普通を求められるため,子どもにはとても負担になり,チックや登園拒否などの精神症状が出てしまうことがあります.なのでとても慎重に考えます.出来ればjoyひこばえの職員とご両親とでしっかりお話ししたいと思います.