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2024-10-09
昨日は夕方のRKB放送で若かりし昔の私の醜態をさらし出されました.記者から私を取材したいと申し出があったのですが,私の何をと聴くと,障害者の歯科医療を40年以上続けたことを取材したいという.もう現役の歯科医師をやめていて,歯科医院とは縁もないのに何をいまさらと思いましたが,医院の名前がまだ今も「医療法人発達歯科会おがた小児歯科医院」と昔のままになっているため僕が経営者であると勘違いされたようです.経営権を含めて全て現理事長に譲り,後を任せたので今は冷やかしに立ち寄る程度の関係です.最も立ち寄ればああだこうだと指導医として指導もしますが.何よりも退職後は現医院の医療に対するコンセプトが変化しました.それはそれでやむを得ませんが,リーダーが変われば空気も変わるというものです.それはそれとして,報道では私がなぜ障害の歯科医療を志したかを撮りたかったようですが,撮りだすと歯科医院にはおらず,joyひこばえやJOY倶楽部にいるため記者は困って,この者いったい何者となったようです.それで障害福祉の分野も撮影せざるを得なくなり,JOY倶楽部のコンサートの様子,joyひこばえの様子がオンエアされた訳です.おがた小児歯科医院では取材のためたまたま医院を訪れていたらjoyひこばえの利用児がケアのために来ていて,なかなか処置を受けたがらなかったので僕が呼ばれたという次第です.決してやらせではありません.
 こんなふうにTV等で紹介されると,いろんな人,特に歯科医師仲間から「RKBにいくら払うと紹介してくれる?」と皮肉交じりに言われます.「売名行為がうまいね」「自分だけが目立つ行為はやめてください」などと言われるとテレビの取材なんか受けるものかと思うのですが,これも障害者歯科の普及のため,障害者福祉への理解のためと笑顔を装って出てしまいます.取材の記者には,joyひこばえのような療育が行われているのは市民のほとんどが知らないから,それをぜひ取材してくださいと言いました.joyひこばえだけでなく,他のセンターも含めて,子どもたちが楽しく遊びその中で発達成長していることを知ってほしいと思います.「かわいそうな子」ではありません.みんなと同じふつうの子どもですと言いたいのです.自分で映画を作ろうかとさえ考えてしまいます.昔,おがた小児歯科の1年間のドキュメンターリー映画を作りました.家1軒が建つ費用が掛かりましたが,とてもいい映画で国内はもちろんヨーロッパや南米,アジアで上映され,lovelyと評価を受けました.ありがたい評価です.
 昨日の私の取材では私の声が割れていました.しゃがれていたといえます.実は2年前にコロナにかかって声が回復しません.もっと響きのあるいい声のはずですが,あんな声になってしまいました.ま,これも老化の一症状かと最近はあきらめています.いずれにしても,放送をごらんいただいた方にはお目を汚しまして申し訳ありませんでした.
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