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職員研修
2024-09-30
先週の土曜日28日は1日職員研修を実施しました.本当は昨年まではこの日は中央特別支援学校の運動会の日で,今年はそれを見学する予定でしたが,中央特別支援学校の運動会は10月になり,予定が空いたこともあり全日全職員の研修としました.まず,きょうだい施設のjoyとびっこくらぶを見学しました.ビルの二階でテナント施設です.joyひこばえと比べると狭い空間だったので職員一同ワ―狭いという感想でしたが,一日10人の定員ですからjoyひこばえの1クラス分です.それなりに工夫された空間に感心してそこから白バス等で移動し,久山町の重症心身障がい児者施設に行きました.ここは園長の緒方が歯科医師として40年非常勤で務めた施設です.ここはバプテスト系の医療機関を兼ねた施設で90名の入所者が生活していますが,みなさん寝たきりの重症障害者で中には人工呼吸で管理中の医療的ケアの障害者もいます.初めて見る重症の障害に職員は少々緊張気味でした.VTRで説明を聞き,施設の合言葉の「共に生きる」が「神に生かされて神とともに生きる」という意味と聴き,なるほどねぇという感じでした.また,園玄関に掲げられた聖書のことばの「目に見えるものは一時的であり,目に見えないものは永遠である」を緒方が解説し,モノの形や人の姿は目に見えるが,それはいずれ消えてしまう.しかし,目には見えない「愛」や「優しさ」は永遠に残されていくものとしました.緒方園長は研修のテーマとして自分で食べること,話すこと,起きること,歩くこともできない重症障害者の命の意味を考えてくださいとしました.職員一同感じることが多かったのではないかと思います.そしてランチは篠栗のザトラというインドカレーの店.辛さを気にしながら1時間30分かかって野菜のカレーとキノコのキーマカレーのプレートを園長に散財させました.その後は同じ法人の障害就労支援施設JOY倶楽部にいきました.そこではミュージックアンサンブルのミニコンサートとアトリエブラヴォのアート活動を見学し,joyひこばえの子どもたちの将来と重ね合わせて見学しました.ミュージックアンサンブルのコンサートは初めてという職員は感動しましたと感想を述べ,よく知っている職員は至近距離での演奏に大ホールでは見れないものが見えたと言ってました.いずれにしても,大人になって働く障害者に何が必要かも岡部施設長から話があり,みんな真剣に聞いていました.若いころの緒方理事長の写真に理事長から「あれ誰」と声がかかりました.JOY倶楽部を出た後はやはり当法人のグループホーム「いぶき」を見学しました.2年前に竣工したグルーブホームは空港前5丁目の住宅地にあり,地域の中でしゃれたデザインのホームです.職員は中に入って管理者の説明を受け,思ったより明るく綺麗と感心していました.ここでの生活のため幼児の時から何が必要かなど,利用者の個室を見ながら話していました.joyひこばえの卒園児か大きくなってここを利用しています.自立した生活はなかなか大変ですが,親元を離れてしっかり生活しています.でも,そのための力はjoyひこばえ時代から学齢期全体を通して備えなければ大人になって苦労します.このように1日の研修はjoyひこばえの職員にいろんな刺激となったようです.